<マーケティングリサーチって何?>第3回:リサーチの未来と可能性

 

こんにちは!トラスト・ワンです。

 

マーケティングリサーチについて知る企画、第1回第2回はご覧いただけましたでしょうか?

 

本日は最終回!

マーケティングリサーチの未来と可能性についてお話していきたいと思います。

 

 

テクノロジーの進化と密接に関わるマーケティングリサーチ


科学技術が成熟した現代では、ここ十数年を切り取ってもVR・AI・IoTなどといったテクノロジーがものすごいスピードで進化しています。

 

それに伴い、日々アプリケーションやSNSなどの新たなサービスが次々と生まれ、流行もどんどん変化しています。

 

 

マーケティングリサーチは、実はテクノロジーの進化と密接に関わっています。


テクノロジーの進化とともにマーケティングリサーチの方法も変化してきているのです。

 

たとえば、調査方法としてウェアラブルカメラを利用したものがあります。


会場テストでウェアラブルカメラを装着してもらい、好きなように買い物してもらいます。
ウェアラブルカメラが目線を追うカメラになっており、どのように商品を視認しているかを調べることができます。

 

表情解析カメラを用いた調査も登場しています。
広告を見た瞬間の表情を観察し、その時の感情はどうだったかを調べることができるのです。

 

こういったツールの進化により、言語化しにくい(できない)情報や無意識・感情に関わるリサーチができるようになりました。

 

 

「自動的に集まるデータ」の誕生

 

第2回でお伝えした調査方法は主にこちらから意見を尋ねる調査方法、「データを集める」お話でしたが、今は自動的に「集まるデータ」も注目されています。

 

IoTやSNSなどから自動的に集まるデータのことを「パッシブ・データ」といい、素早く大量に集められるデータとして可能性を秘めていると言われています。

 

 

自動的に集まるデータとはどういったものでしょうか?


たとえばIoTの場合で考えてみましょう。
IoTとは、「Internet of Things(モノのインターネット)」の略で、モノがインターネットを経由して通信することをいいます。

 

スマートフォンと連動したスマートウォッチ(ウェアラブル端末)や、洗濯機やロボット掃除機などのアプリで操作できるスマート家電。


最近利用している人が増えていますよね。
(かくいう私もスマートウォッチを愛用しており、毎朝起きたら睡眠記録をチェックするのが日課です!)

 

自動車は自動運転ができるようになり、住宅の場合は家中の照明やエアコンを声だけで操作することができるようになったりと、私たちの暮らしを豊かにしてくれています。

 

このIoTの発展によって、インターネットに接続したモノからリアルタイムで使用状況や頻度などの情報を自動的に収集する(自動的にデータが集まる)ことが可能になりました。

 

 

 

次にSNSの場合です。

 

最近ではTwitterやFacebook、Instagramなどに商品のレビューを書いたり、それを見て購入の参考にする、という人も増えてきています。

企業のSNSアカウント開設も増えており、それによって企業と消費者の距離が縮まり、消費者の声が直接届きやすくなりました。

 

企業側からしても、SNS上の投稿からハッシュタグなどで特定の商品を絞りこんで発言数を調べたり、時間の経過を追うこともできるのでリサーチ方法の1つとしても有効とされています。

 

 

SNSを通して消費者の意見を集めることを「ソーシャルリスニング(Social Listening)」といい、近年注目を集めています。

 

ただ、SNS上に投稿された意見が本音であるかが分かりづらい、意見を操作することも可能である、ということから信頼度としてはまだ今ひとつのデータです。

 

SNSデータは現段階では本格的にリサーチをとる前の前調査として活用されることが多いですが、今後AIが進化することで信頼性の面が改善されれば可能性はもっと広がっていくことでしょう。

 

 


このように、テクノロジーの発展によって情報収集自体は以前よりも容易になりました。


さらに、パッシブ・データと従来通りの方法で対象者の方から回答してもらったデータを組み合わせることで、よりデータを深掘りすることが可能になりました。

 

今までの調査方法とテクノロジーをうまく組み合わせて活用し、細かく良質なデータを集められれば、これまで以上に商品開発に役立てることができます。

 

そのデータをもとに分析し、よりニーズにあった商品が開発されれば、結果的に私たちの生活もさらに豊かなものになるでしょう。

 

 

テクノロジーとともに進化していくリサーチのお仕事。

調査方法の変化とともに、新たな気づきが生まれたり、データの活用方法も今後広がっていくのではないかと思います。

 

 

まとめ

 

最終回はテクノロジーの進化とマーケティングリサーチの関係性についてお話させていただきました!

 

たくさんご紹介させていただきましたが、トラスト・ワンは消費者の生の声を企業に届けることが最も大切であり、テクノロジーが進化した未来であってもそれは変わらないと考えています。

 

自動で集まるデータも便利ですが、トラスト・ワンにご登録いただいている会員の皆さまの率直な意見や感想が何よりも信頼できるデータです。

 

トラスト・ワンはこれからもみなさまの声を社会や企業に届けるコーディネーターとして社会に貢献することを目指していきます。

 

 

いかがでしたか?

少しかたいお話もさせていただきましたが、全3回を通してマーケティングリサーチについて少しでも理解していただけましたら幸いです。

 

引き続きモニター参加へのご協力をよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

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