<マーケティングリサーチって何?>第2回:さまざまな調査方法と特徴

 

こんにちは!トラスト・ワンです。

 

【マーケティングリサーチって何?(第1回)】はご覧いただけましたでしょうか?

 

前回の記事では、企業がどのような手順でマーケティングリサーチを行っているかについてお話させていただきました。

 

第2回は、具体的にどのような手法でリサーチ(実査)が行われているのかについてご紹介させていただきます。

 

リサーチには座談会やインターネット調査など、さまざまな調査方法があります。

 

ボイスメンバーの皆さんが実際にモニターに参加される際にも参考になるお話ではないかと思います。

ぜひ読んでみてくださいね!

 

 

定量調査と定性調査

 

実査を行い、調査対象者の方から集めたデータは次の2種類に分けられます。

 

 

    • 定量データ
    • 定性データ

 

 

定量データとは、リサーチで集めたデータの内、数字で表すことができるもののことをいいます。


例えば「Aという商品を知っている人は〇%」「Bをスーパーで購入している人は〇%」といった情報のことをいいます。

 

 

定性データとは、反対に数値化することができないデータのことをいいます。


画像や音声、匂いなどの言語化できない情報も定性データに含まれます。

 

 

統計的にデータを分析するために定量データを集める調査のことを「定量調査」
「なぜ」「どうやって」などの深い情報(定性データ)を集める調査のことを「定性調査」といいます。

 

 

実際の調査方法

 

では、実際にどのような方法で調査が行われるのでしょうか。

 

たくさんの調査方法がありますが、主要なものをご紹介させていただきます。

 


 ①インターネット調査《定量》
 ②郵送調査《定量》
 ③ホームユーステスト《定量》
 ④会場テスト《定量》
 ⑤デプスインタビュー(1:1のインタビュー)《定性》
 ⑥グループインタビュー《定性》

 

 

①インターネット調査


インターネット調査は、web上でアンケートに答えてもらう調査方法です。


気軽に答えてもらうことができるので大量のデータが早く集まります。

 

多忙な方や外出するのがむずかしい方にも答えてもらいやすい調査です。

 

②郵送調査

 

調査票に記載された質問に答えてもらうアンケート形式の調査です。

 

調査票に回答を記入後、郵送していただきます。

 

気軽に答えていただきやすい調査ですが、最近はwebアンケートにも変わりつつあります。

 

③ホームユーステスト

 

ホームユーステストは自宅で商品を試用してもらう調査です。


会場テストとは違い、長期間使用してみないと評価がむずかしい商品の調査に最適で、化粧品、オムツ、洗剤など日用品の調査でよく使用される方法です。

 

④会場テスト

 

指定した会場に対象者の方を招き、商品をその場で評価してもらう調査です。


食品の試食や試飲をしてもらうだけではなく、パッケージや実物を見た感想を聞いたり、化粧品の試用(当日のみ)やCMの評価など、さまざまな調査で使用されています。

 

⑤デプスインタビュー

 

デプスインタビューは、1対1でインタビューを行い、深くお話を聞く調査です。


個人的な体験や心の内を話してもらい、対象者の方個人の深い情報、例えばなぜそのような行動をとるのか、なぜその商品を使っているのかといったことを詳しく知りたい場合に使用されています。

 

⑥グループインタビュー

 

数人で集まり商品について話し合ってもらう調査のことです。座談会と呼ばれることもあります。


意見を交換しあうことで発想を広げ、新たな気づきを生み出す効果も期待できます。

 


※インタビュー系の調査は元々対面で行っていましたが、新型コロナの影響により、現在はzoomやTeamsを利用したオンライン調査も増えています。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は調査データの属性と実際の調査方法についてお話させていただきました!

 

トラストワンで募集しているモニターも、今回ご紹介した6つの方法が用いられた調査が多いです。

 

ぜひ色々なモニターに参加してみてくださいね♪

 

次回は最終回、マーケティングリサーチの未来と可能性についてお話させていただきます!

 

 

参考書籍:「この1冊ですべてわかるマーケティング・リサーチの基本/JMRX 著・岸川茂 編著(日本実業出版社)」

 

 

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